住吉祭・新潟まつり

日本遺産

住吉祭 新潟まつり

新潟まつりの起源となる住吉祭を中心に
湊町全体を挙げて行われるおまつり

84日(金)~6日(日)

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※2023年の住吉祭 新潟まつりの開催については、最新の情報をご確認くださいますようお願い申し上げます。

まつり一色に染まる3日間

新潟まつりは、白山神社境内にある住吉神社のおまつり「住吉祭」を起源とし
湊町新潟の発展と繁栄、海上安全・大漁満足を祈願して、
新潟の街の総力を結集して行われる祭事です。
「住吉行列」「水上渡御」「市民みこし」「大花火大会」
といった催し物が行われます。

住吉行列

延宝8年(1680)、新潟の回船問屋が、海上安全・大漁満足の神さまとして信仰される摂津の国一の宮住吉大社からご神体を受け、
享保(1726)に行列を組むまつり「住吉祭」が行われたのが始まりです。
現在は、古式ゆかしい衣装を身にまとった約1キロメートルにも及ぶ行列が見どころ。白山さまを出発した住吉大神さまのみこしは、新潟市の古町や国指定重要文化財の萬代橋を通り、市街地一帯を練り歩きます。湊町新潟の歴史と文化を感じられる催しは必見です。

水上渡御

水の都新潟の海上安全、湊の発展を祈願する「水上渡御」は、住吉行列の見どころの一つ。行列の御座船に乗せて運ばれる住吉大神さまのみこしは、白山さまを出発し、信濃川河口の右岸に到着すると水上の龍船へと移されます。そして、約50隻もの船とともに信濃川から海上をまわって対岸へと渡ります。華やかな水上パレードの後、左岸に着いたみこしは再び御座船へ乗せ替え、古町通を通って白山さまへと進みます。

住吉祭と住吉行列の歴史

「湊祭」は湊元神社の祭礼により始まったとされております。延宝8年(1680)6月、新潟の廻船問屋「網干屋」の広嶋治兵衛が大阪の住吉神社からご神体を受け、地域住民にも信仰されるようになり、享保11年(1726)には行列を組むおまつりが行われました。これが「住吉祭」の起源だと伝えられております。その後、延享5年(1748)に白山神社の境内に住吉神社が勧請されたとの記録が残っております。現在では、住吉さまを載せたみこしは信濃川を東から西へと水上渡御し、湊の安全を祈ります。

住吉行列は、昔「湊祭」と呼ばれていました。起源は洲崎町(現在の本町13、14番町)の湊元神社(つもとじんじゃ)の祭礼にあります。湊元神社は延宝8年(1680)の創建で、海上安全の神さまである住吉の神をお祀りしていました。湊元神社のみこしが町全体の「湊祭」に発展したのが寛保3年(1743)頃。

壱番組から八番組が独特の纏を引いて供奉(ぐぶ)する大規模な町廻りの「昼の祭」、9番組から22番組までが纏灯篭や提灯を押し立てて海岸まで繰り出す「夜の祭」と、昼夜盛大に行われたと言われております。
住吉行列は、幕末の天下騒乱・県令・大火・不景気・戦争などで中止・再開を繰り返しました。一方で、明治19年に萬代橋が完成した際の花火が好評を博し、毎年夏に「川開き」「川祭」と呼ばれるおまつりが行われるようになりました。

昭和22年8月23日、「住吉祭」「商工祭」「開港祈年祭」「川開き」がそれぞれ復活、昭和30年にはこの4つのおまつりが「新潟まつり」として統合されました。
当初は8月22日・23日に開催されていましたが、8月下旬の天候が不安定で度々中止となっていたことから、昭和58年より祭日を早めて8月7日・8日・9日の3日間に。さらに平成19年からは第1金・土・日曜日、もしくは第2金・土・日曜日に行われるようになりました。
さらに平成19年からは第1金・土・日曜日、もしくは第2金・土・日曜日に行われるようになりました。平成29年には地域の歴史的経緯が認められ日本遺産に認定されました。

御座船

猿田彦

獅子

宮司騎馬

お稚児様

新潟まつり期間限定 住吉さまのお守り

住吉神社

享保6年(1721)、新潟の町を大洪水が襲います。阿賀野川の流れが変わってしまった影響で、新潟湊の水深は浅くなり、入港船舶も減少することに。何とか港勢回復・商売繁盛をという人々の切実な願いから、大阪住吉大社より住吉大神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)、息長足姫(神功皇后)を勧請して祀ったのが住吉神社です。

延享5年(1748)には、白山神社境内に住吉神社が建立されたと言われ、また現在の本町13・14番町に鎮座していた湊元神社(つもとじんじゃ)の住吉神も、その後合祀されております。

明治6年、白山公園造成にあたり住吉神社は取り壊され、住吉三神と息長足姫は白山神社本殿に合祀されます。その後、住吉神社は大正2年に再建。玉橋脇に「新潟湊鎮護 住吉神社」と大きな石の社号標が建立されているように、湊町新潟の商売繁盛・海上守護の住吉大神とみこしをお祀りしております。

新潟まつりの起源である住吉祭。享保11年(1726年)に行列を組むおまつりが行われ、これが「住吉祭」の起源だと伝えられております。住吉行列の中心である住吉神社の御神輿は安政5年(1858年)に造られ、現在も住吉行列で新潟市内を巡行しております。

住吉行列に先立って、住吉神社ではおみこしの宮出しが行われます。湊町新潟の商売繁盛・海上守護の住吉大神さまの御神霊(おみたま)をおみこしにお移しして、御座船に奉戴します。

みこしの宮入

勇壮な「みこしの宮入り」は新潟まつりのハイライトのひとつ。夕刻、午後4時。古町10番町を出発する市民みこし行列。江戸囃子、子供・大人纏、子供・大人の手古舞、江戸木遣りを先導に神輿7基、担ぎ手4,000名の祭り女、祭り男の熱い渡御を行います。
午後7時20分、薄暮の白山神社。静寂の中を木遣りの先導で宮入りの始まり。静から動へ、神輿の熱い熱気が境内を覆いつくします。荒々しい中にも秩序を持ったこの宮入りは、人をもって『日本一』と称される。観客をも巻き込み、最高潮を迎えます。

新潟まつりの起源となった
4つのまつり

享保11年(1726)から続く、湊町新潟の発展と繁栄を祈願する「住吉祭」。この由緒あるおまつりを基に、明治以降に始まった3つのおまつりを統合し、昭和30年に現在の新潟まつりの原型が完成しました。

川開き

明治41年、新潟は2回にわたり大火に見舞われました。一日も早い復興を期して、明治43年に「新潟川開き協賛会」が結成され、9月10日・11日の両日、萬代橋下流の中洲で花火が打ち上げられたのが「川開き」の起源とされております。

商工祭

昭和4年秋、商業振興を目的に広告パレードが始まりました。これを発端に「商工祭」の名が付けられ、戦後は各企業の趣向を凝らした山車が連なり、古町芸妓も総出で華やかさを競うなど、行列は延々5キロにも及んだと言われております。

開港記念祭

新潟港は、安政条約による5港の一つとして明治元年11月19日に開港しました。昭和5年には開港60周年の記念式典が開催され、それまでの記念日を「記念祭」として、史料展や物産展など多彩な催しが賑やかに開かれたそうです。

新潟まつりの歴史を動画で見る

花火大会と境内の屋台

新潟まつりは、白山神社境内に祀られる住吉神社の「住吉祭」をはじめ、4つのおまつりが一つになった、新潟市を代表するおまつりです。歴史あるおまつりをルーツに持つ新潟まつりのフィナーレを飾るのは、花火大会です。花火は、白山公園裏の信濃川やすらぎ提より打ち上げられるため、白山神社周辺では間近で花火を見ることができます。
おまつりの期間中、境内には屋台がたくさん立ち並び、おまつりの雰囲気をより盛り立ててくれます。

新潟まつり行事予定

84日(金)
住吉前夜祭
85日(土)
住吉行列
水上渡御
86日(日)
住吉行列
大花火大会

※2023年の住吉祭 新潟まつりの開催については、最新の情報をご確認くださいますようお願い申し上げます。

露店・屋台・出店の営業時間について

例年、新潟まつりの露店、屋台、出店は金曜日より出店しております。天候にもよりますが、土日ともに午前10時すぎから午後8~9時ころまで出店しております。お神輿、花火が終わるまでは開いております。
神社では、各々の出店時間を把握しておりません。

駐車場の利用について

ご祈祷(おはらい)の方のみに神社駐車場の利用を制限させて頂きます。駐車場は午後5時に閉門致します。
おまいりの方、お神輿、花火見学の方は、近隣駐車場、公共交通機関をご利用ください。新潟まつり期間中は神社駐車場がご利用頂けません。ご理解、ご協力をお願い致します。